空き巣 〜対策への道〜 その2「空き巣に狙われやすい家とは?」

COLUMN
空き巣 〜対策への道〜
空き巣に狙われやすい家とは?

2020/09/16
#空き巣 #対策 #特徴 #侵入しやすい家


 

空き巣に入られやすい立地や家とは?

空き巣に入られる家とそうでない家。
何が違うの?と思った方、あなたの家は大丈夫ですか?

それはズバリ、、、

A.泥棒が下見しやすい立地の家 

 

空き巣は窃盗の成功確率を上げるために、家の下見をする傾向があります。
つまり、下見しやすい家は泥棒にとって格好の的。
プロの泥棒は家の周囲をと2回まわっただけでも多くの情報を入手していきます。

今回は、泥棒が下見しやすい立地と侵入しやすい家について解説します。
以下を読んで「当てはまる!」と思った方は、マイホームの防犯を強化することを考えた方がいいかもしれません。

公園
その1 公園に近い

公園が近いと子育ての負担も減り、快適な環境ともいえる1つですよね。
公園で休憩している人や、近くに車を停めて休んでいる営業マンや作業員。
彼らをみて何か怪しいなどと思いますか?
当たり前の光景で何の疑いも持ちませんよね。

人が多く往来する公園ほど、泥棒が長時間滞在したとしても不自然ではありません。
一般人に紛れてあなたの家を下見していたとしたら・・・考えただけでも恐ろしいですよね。

公園と同じく不特定多数が集まる地域は注意が必要です。

有名な神社や仏閣、観光スポットの周りの家も同じ理由で注意が必要です。
観光しに来たと見せかけて、下見されている場合があります。
中にはおみやげを購入して、警察官の職務質問をすり抜ける輩もいるんだとか。

他にも、近くに商店街があっても同じことが言えます。
侵入してお金を盗った後、商店街の人ごみに紛れ込むことで簡単に逃走できるため、
泥棒に好まれやすい立地となっています。

線路
その2 線路や幹線道路沿いの家

泥棒の侵入経路で一番多いのが窓です。
窓は基本的に割って入ります。
その時に「ガシャーン」と大きな音が出ますが、線路や幹線道路沿いの家では、
電車やトラックが通行するのと同時に割ることで音をかき消すことができます。

普段の生活で大きな音を聞く習慣がついている人は、音に鈍感になりやすいため非常に危険です。
こういった家は空き巣のターゲットになりやすいです。

インターチェンジや駅の近くの場合は、犯人がすぐに逃走できるのでさらに要注意です。

新興住宅街
その3 新興住宅地

まだ空いている土地がある新興住宅地は狙われやすいです。
開発途中の土地の場合、近くにATMなどができていない場合が多く、
泥棒も現金を家に置いておくだろうと踏んできます。

さらに、建物を建てる音や工事の音で鈍感になり、見知らぬ作業員がいても不自然に思いません。
作業員自体が仕事終わりに空き巣を働いていたなんて事件もありました。

工事現場には、脚立など高いところへ足をかけるための道具も多々あります。
住民に挨拶をしながら堂々と脚立を持っていった強者の泥棒もいるそうです。

こういった地域でも空き巣が起こりやすいので注意しましょう。

角の家
その4 角地に立つ家

角地に立つ家は、物件からすると好条件なのですが、実は泥棒にとっても好条件なのです。
なぜなら、二つの道路に面しているので下見がしやすく、万が一の時の逃走経路も確保しやすいからです。

一番危ないのが四方に囲まれた路地の真ん中にある家です。
泥棒の逃走経路が良好になり、高いところの足掛けがなくても隣の屋根などから飛び移っての侵入が可能になります。

特に、大小の道路が縦横斜めに走っている立地の真ん中の家は、泥棒にとって最高の立地と言えます。
隣同士の隣接が2m以上離れていない家も要注意です。


空き巣が下見で確認するポイント

上記4点以外にも空き巣犯は入念にチェックしています。

  • ホームセキュリティの有無
  • 犬を飼っているかどうか
  • 庭は整然としてあるか
  • 侵入できそうな場所(玄関・窓・勝手口・小窓・ベランダ)
  • 住んでいる人の家族構成
  • 住人のライフスタイル
  • 洗濯物
  • 部屋(カーテンでも子供部屋などを判断できる)
  • 寝室の位置
  • 室外機

これらに1つでもあてはまる項目があれば狙われているかも。
しかし逆に言えば、この項目をしっかり対策できていれば侵入される確率はぐんと減りますよね。

無人にする際にはたとえ短時間でも窓や扉を施錠するというのが防犯の基本です。
手口に多いガラス破りはガラスや扉を強化することで対策できます。

ちょっと気を付けるだけで、防げる被害があります。
もちろん、気を付けていても起こってしまうこともあります。

起こってしまった後、犯人を捕まえるために役に立つのは防犯カメラです。
もちろん何も起こらないのが一番良いですが、もしものために1つだけでも設置しておくことをおすすめします。



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