車上荒らし 〜対策への道〜 その2 「車のドアノブにコインが挟まれていたらご用心を」

COLUMN
車上荒らし 〜対策への道〜
車のドアノブにコインが挟まれていたらご用心を

2020/09/15
#車上荒らし #ドアノブにコイン #窃盗被害 #車上狙い対策


車のドアノブにコインが挟まれていたらご用心を。

ひっかき傷を付けられたり、凹みが出来ていたり。
車にいたずらされることって本当に腹が立ちますよね。

最近、車のハンドル部分にコインが挟まれているいたずらの被害が多発しているそうです。

コインが挟まっているだけだから大丈夫って思ってはいませんか?
実はこれは、その車が盗難に遭うかもしれないサインなのです。

車上荒らし

ドアノブにコインを挟むのは盗難に使われる手口で、
こうすることでセントラルロックシステムが作動しなくなり、全体的にロックをしたつもりでも、
コインを挟んだドア(助手席や後部座席、トランクなど)は鍵がかからなくなってしまうそう。

犯罪者はドライバーが不在の駐車中の車の中からこの手口が使える車をターゲットにし、
助手席のドアなどに気付かれないようにコインを挟んでおきます。

ドライバーが戻り車を発進させると、その車を尾行します。
ドライバーが自宅などに戻ってきて車を停め、その場を離れたら行動を開始します。
ロックがかかっていないドアを開けて悠々と盗みを働くのです。

車上荒らし

車の中のものを盗んだり、あるいは車ごと走り去ってしまったりします。
ガソリンスタンドで車を停めたときに被害に遭うケースが多いそうですが、
現在、アメリカでよく使われる手口なのだとか。

車種によってはこの手口が通用しないものもありますが、それでもやはり注意は必要です。
もしあなたの車にコインが挟まれていたら、それは狙われているというサイン。
(コイン以外の別の硬いものが代用されるケースもあるので要注意!)


古い年式の車は要注意!

急いで一人で車に乗るときに、助手席や荷台のドアにコインが挟まれていたら気がつかない可能性が高いですが、車に乗る時は運転席だけでなく各ドアを確認した方が安心です。

コインを使った手口だけではありませんが、車上荒らしの発生件数はだんだん減ってきているとはいえ、
平成27年には全国で9万7千件もの車上荒らしが起きています。
犯罪は思わぬところに潜んでいるものです。

このコインの手口は最近の車には通用しないことが多いようですが、
中古車に乗っている方、または少し古い年式の外車に乗っている方は要注意です。

まずは、貴重品や現金などは絶対に車内に置いておかないようにしましょう。
こんな被害に合わないようにご用心ください。

ちょっと気を付けるだけで、防げる被害があります。
もちろん、どんなに気を付けていても起こってしまうこともあります。

起こってしまった後、犯人を捕まえるために役に立つのは防犯カメラです。
何も起こらないのが一番良いですが、もしものために設置しておくことをおすすめします。




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