空き巣 〜対策への道〜 その1「ガラス窓、無施錠のドア・窓が狙われている」

COLUMN
空き巣 〜対策への道〜
ガラス窓、無施錠のドア・窓が狙われている

2020/09/14
#空き巣対策 #ガラス窓 #無施錠 #住宅侵入窃盗


ガラス窓や無施錠のドア・窓が狙われる!

住宅侵入窃盗のうち、「空き巣」が占める割合は約7割もあり、留守宅の防犯対策はとても重要になってきています。

警察庁が発表している平成25年のデータ(住宅侵入窃盗の発生場所別認知件数)を見てみると、

■「共同住宅(4階建て以上)」 5300件
■「共同住宅(3階建て未満)」 1万3,840件
■「一戸建て住宅」  4万3,916件

一戸建て住宅はマンションに比べると窓の数が多く、侵入経路も多いため用心が必要です。
対してマンションの場合は、ライフスタイルや不在時間が悟られやすいという点で注意が必要です。

「我が家には高価なものは置いてないし、狙われない」と思っていませんか?

泥棒から見たら、ブランドのバッグやアクセサリー、パソコン、テレビなども窃盗の恰好の獲物です。
どんな家庭でも標的になる可能性は十分にあります。


侵入犯の侵入手段の内訳を見てみると、

1位 「無締り」
2位 「ガラス破り」
3位 「ドア錠破り」(戸建住宅)
    「合鍵」(共同住宅)

となっています。

「ちょっとゴミ出しに、、、」 「ちょっと新聞を取りに、、、、」
といった短時間だからと鍵をかけなかったり、
ついうっかり鍵をかけ忘れたりすることがないように注意しましょう。


泥棒が嫌がる部屋・環境づくりをしましょう

ポイントは、泥棒などの不審者が嫌う「人の目」・「光」・「音」を意識して対策をすることです。
「泥棒を近づかせない家づくり」を目指しましょう。

1家の周りや郵便ポストをキレイに保つ
家の周囲が乱れていると、泥棒が下見の際に使うと言われているマーキングに気付けない恐れがあります。マーキングをそのままにしていたり、ポストに郵便物を溜まったままにしていたりすると、
「この家は常に不在だ!泥棒に入っても気づかれない!」と、格好のターゲットになってしまいがちです。

万が一、マーキングを見つけた場合は、すぐにマークを消す・はがす等の対応をしましょう。
ポストの投函物もこまめにチェックして、目が行き届いていることをアピールしましょう。
玄関周りに不審者を感知すると光で威嚇するセンサーライトやカメラなどを設置するのもおすすめです。

2窓やドアは「1ドア2ロック」が原則
窓やドアは、出来るだけ1つに対し2つのカギをかけるワンドアツーロックにしましょう。
1つしか鍵がついていない場合は、2つ目の鍵を設置するのがおすすめです。
手軽に設置できる補助錠も市販されているので、活用しましょう。

また、防犯性能が高い鍵につけ替えることも有効です。
そのほか、防犯ガラスや防犯フィルム、ドアのこじ開け防止のためのガードプレートや
サムターン回し防止カバーなどの防犯グッズも市販されているので、お住まいに合わせて活用してください。

3洗濯物は部屋干しにする
洗濯物をベランダなど外に干している場合、干している時間から不在時間を悟られる可能性があります。
雨なのに洗濯物が取り込まれていない、長時間にわたり洗濯物が干されたままという状態は、
留守であることをアピールしているのと同じです。
洗濯物は出来るだけ部屋干しすることをおすすめします。

4塀や植栽などで死角を作らない
特に一戸建て住宅の場合、一見すると泥棒が入りにくそうな高い塀や生い茂った植栽ですが、
実は不審者が一度敷地内に入ってしまえば周囲から見えにくく、
住宅内への侵入作業に時間をかけられるため、泥棒にとってはむしろ好都合です。
なるべく塀を低くしたり、植栽も剪定をして死角を作らないようにしたりと、見通しを良くするようにしましょう。

5防犯対策に有効な家電や、生活雑貨を利用
カーテンを閉め切った日が続くと、泥棒に留守だと悟られ、狙われる可能性が高まります。
カーテンを閉め切りにせず、室内が見えにくいレースのカーテンなどをするようにしましょう。
ミラーレースという外から中の様子が見えにくいカーテンも市販されているので、おすすめです。
加えて、タイマー式照明などの家電を活用すれば、
長時間不在にする場合でも在宅か不在かを紛らわすことができ、防犯対策になります。

6人の目を光らせる
最近はご近所付き合いが減りつつあり、隣に住む人の顔も知らないということが多くあります。
普段見かけない人や怪しい人を見かけた際に
「この間こんな人を見かけた」という情報をご近所同士で共有するということはとても大切です。
特に意識をしていなくても世間話の中で危機意識が自然と高まりますし、
家族プラスアルファの人の目が見張っていることでお互いの安心にもつながります。

ちょっと気を付けるだけで、防げる被害があります。
もちろん、気を付けていても起こってしまうこともあります。

起こってしまった後、犯人を捕まえるために役に立つのは防犯カメラです。
もちろん何も起こらないのが一番良いですが、もしものために1つだけでも設置しておくことをおすすめします。

 

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