COLUMN
盗聴 〜対策への道〜
━
2023/01/06
#盗聴対策 #電源タップ #電波障害
│ 盗聴被害で一番多いのは「一般家庭」
盗聴器が仕掛けられている場所で一番多いのはなんと一般家庭
全体の約3割を占めています。
盗聴器の年間の販売個数はなんと30万個以上!
「盗聴器なんてTVの中の話でしょ、、、?」
油断は禁物です!知らないうちに個人情報が漏れている可能性が誰にでもあります。
盗聴器の発見場所のランキングは
1位 「一般家庭」
2位 「ホテル・オフィス」
3位 「店舗」
となっています。
「まさかうちには、、、」だれもがそう思って被害に遭ってしまいます。
自分に当てはまる特徴がないか、注意しましょう。
│ 盗聴されているときの特徴
ポイントは、普段の生活の中でちょっとした不審な点を見つけられるかどうかです。
何でもないと思ったことでも一度確認してみましょう。
1. 固定電話・ネット回線・テレビにノイズが入る、電波障害が起きるようになった
よくある手口として電話線、ネット回線を利用して盗聴するというものがあります。この場合、音声や映像にノイズが入る、混線しているような症状がでる、パソコンや携帯などの動作が重くなった、などの特徴がみられます。
2. 見覚えのないものが増えている(電源タップ、置物、USB等)
近年の盗聴器は小型が進み、さまざまなものに紛れ込ませることができます。
いつの間にかあったようなような電源タップや差し込みプラグなどは特に注意が必要です。
電源タップのほかにも、電卓やUSB、ボールペンなど日用品に似せているものも増えてきています。こういったものは実際に使用できるものがほとんどで盗聴器だとなかなか気が付かないケースが多々あります。贈答品など贈答品などに仕掛けられていることもありますので、置物などのインテリアや身に着けて持ち歩くようなものにも十分な注意が必要です。
3. 物の配置が変わっている
盗聴器を仕掛けるには家具や物を移動させることが必要です。
盗聴自体に気が付かなくても、このような配置の違和感によって仕掛けられたかどうか気が付くケースもあります。
また、鍵が壊された、家の中に誰かが侵入した形跡があるなど、空き巣の入った状況なのになにも盗まれていなかった場合、物を盗むのではなく盗聴器を仕掛けるのが目的だった可能性もあるので注意が必要です。
4. 突然訪問してきた業者などを家にあげた
水道・ガス、ネット回線の確認等、さまざまな理由で業者を騙って訪ねてくるパターンはよくある手口です。高額請求をされる詐欺の事件はよく知られていますが、中にはこれらの手を使って盗聴器を仕掛けていくことがあります。
このような訪問者に対しては、身元を証明してもらい会社に連絡を取る、依頼した業者の訪問以外は断る等、自分たちでも注意が必要です。
また、家に人を上げる場合は、作業中は立ち会うようにする、顔や名前を確認しておくなどの対策をしましょう。
5. 電気代が高くなった、携帯の充電がすぐなくなる
盗聴器には、設置した家庭の電源を使用するものが多くあります。ほとんどが小型なので電気代に大きな変化はありませんが、大量に設置されていると電気代が不自然に高くなる場合があります。
また、携帯電話が盗聴されている場合は充電の減りが極端に早くなることがあります。
これは盗聴に使用するアプリが勝手にインストールされ、このアプリが作動するために通常よりも多くのバッテリーを消費しているためです。
6. 入居時すでに設置されていた照明・電話配線等使っている
盗聴は無作為に行われることもあります。いわゆる盗聴マニアというのは意外と多く、自分が仕掛けたもの以外の盗聴器の電波を傍受しているケースもあります。
前の住人が残したものに盗聴器が仕掛けられていた場合、その電波はすでに筒抜けになっているので簡単に盗聴できてしまうのです。
また、前の住人が仕掛けていくパターンもあります。
対策として、入居前から設置されていた照明や電源タップ、家具・家電等はそのまま使用せずに処分、もしくはチェックをかけてから使用するようにしましょう。
【次の記事】
COLUMN 2
空き巣〜対策への道〜
「ガラス窓、無施錠のドア・窓が狙われている」